第6章 入部…金銀・小池、そして執事
藍said
金城くんの頭の中には手伝いって言葉……あるのかな?少しくらい後輩らしくしようよ…溜
そんなことを考えていると龍ケ崎先輩が戸締まりをしながら声をかけてきた。
謙「なぁ、天城は何でブランケット被ってたんだ?」
藍「えっと…簡単に言うと、制服着てなかったんです!」
その時、一瞬龍ケ崎先輩の手の動きが止まったかと思えば…
謙「ははははははだ…裸!?」//////焦
どうやら私の言い方が悪かったらしく、多分龍ケ崎先輩はとんでもない勘違いをしてる!?
藍「あっ、ごめんなさい!そう言う意味じゃなくて!那茅、制服じゃない服来てたんです!じ、時間が無かったから!」慌
謙「…び、びびった。と…制服じゃない服?」
藍「はい、今日…あ…言ったこと那茅には内緒でお願いします」
謙「??あぁ、俺に話して良いことなのか?」汗
藍「まぁ、信頼出来そうな先輩には話しておいた方が那茅の為ですし…」ははっ
私は鉄平さんに“学校にいる間は那茅様を見守ってて下さい”なんてお願いされた。今その事を知っているのは私だけで、でも部活の時マネージャーと選手は距離が余り近くないし…一緒にいる事が出来ない時もある。だから那茅の為には確実に信頼出来そうな人には話しておかなければならない。
って言っても、本当は3年生の部長にするべきなんだと思うけど…一番長いつきあいになるのは2年生の先輩方であって、顧問はすぐに口走っちゃいそうだし!ここは龍ケ崎先輩が一番かと思った!!
私は大まかに鉄平さんから言われたことを話し、今日の那茅が“制服を着ていない理由”を話した。
藍「…………と、それで今日、天城家はパーティーに参加しなければいけなくて、ワンピースドレスを来ていたんです!」