第5章 学校の授業は……
蘭「……Zz」
ん?
はぁ?!
ちゃんと授業受けてたんじゃないの!?
『金髪ー、おきろー』
その言葉にクラス全員が“やめろ”と言ってくる。
そんなの私は気にしない!
『おーい、金髪ー!』
蘭「んぁ……ん?」やっと終わったか!
『何、寝てんだよ!』
蘭「…」ボー…
『授業くらいちゃんと受けろよなー』笑
優「那茅さんも寝てたよね…」
『あたしちゃんとノートとったしぃ!』
…まぁ、途中までしかとれてなかった分、藍に見せてもらったけど!結果的にちゃんと最後までとったし……
藍「那茅、今“結果的にあたしちゃんとやったし”って思った?」ニヤリ
『…すんません』怖
いつも思う。
藍はこういう時、やけに鋭い。
蘭「なんだよ、おめーも寝てたんじゃねーか」
私から少し離れた席から、金髪野郎が歩いて来る。
金髪野郎は私の席とちょうど横一列の端同士で離れている。
『あたしはちゃんとノートとってんよ!』ドヤ
蘭「………。ほれ」ポイッ
金髪野郎が自分の席から持って来て、私の机の上に何やらノートを置いた。
『なんだなんだ?』ノート?
ノートを机の上に置かれた…
絵を描いたからほめろってか?
……いやいや、あり得んあり得ん。
あ、剣道好きそうだったしトレーニング考えたから見ろって?私銀髪先輩に入るって言ったし…
うん、それならあり得る!!
『んじゃ、拝啓~!!』
蘭「ん…」