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Eve innocence 【D.gray-man】

第3章 新しい出会い




あっという間に悪魔を2人で倒してしまった……


「すごい…。」

「あれはイノセンスで作った武器でねイノセンスしか悪魔は倒せないんだ。悪魔は無差別に人を殺していく。」

「ひどい…。」

「そうだろ。その悪魔を倒せるのがイノセンスに選ばれた適合者。それがエクソシストさ。君にはその素質がある。一緒に来てくれないかい??」


「一緒に……。けれど私は赤腕と一緒に……っ。あぁぁぁぁぁぁ!!」


急に赤腕のことがまた心配になり、
涙が出てきた。

「辛かったね。もう、安心していいんだよ。大丈夫。」

【赤腕か……確かにイノセンスの気配は2つしたのだが…⠀】
そんな事を考えているといつの間にかイブは腕の中で意識を失っていた。

「相当辛い事があったのだろう。あんな捨てられ方をされればそうか。とりあえず、ホームに帰ってへブラスカに報告しないとな。」

「おい!!あいつら全部やってきたぞ!!」
「任務完了しました。元帥。」

「そうだね。この子をホームに連れていこう。」

「そいつどうしたんだ?」

「泣き疲れて寝ちゃったみたい。」

「ふーん。」

「2人ともその子を様子を見ててくれよ。」

そういうと元帥は馬車の手綱を取り馬を進めた。

マリはイブに布団を被せて、ユウは寄り添うように
イブの近くで座っていた。

長い道のりの中、イブは夢の中で赤腕の夢を見ていた…



「赤腕!!ごめんね…私のせいで……。」

夢の中で何度も何度も叫んでおり、
イブがうなされている中、
ユウは誰がしてくれたように頭を撫でていた。

それだけでイブの歪んだ顔が和らぐのが分かった。

「こいつも苦労してんだな…」


次の日の朝ホームに着くまで
イブは眠ってた。


(ガタン!)


「ほら。3人とも着いたよー。」

「ん……ここは。ホームって所??」

「そうだよ!ようこそ!!ホームへ!!」


ここから私の第2の人生が始まった……。
赤腕を探して心がさまよったまま…。
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