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審神者になったら実は昔、伊達政宗だった

第11章 お別れ?


それからつまみ食いではなくご飯をちゃんと食べた。

片付けをして自室にいるとこんのすけがきた。

こん「碧様」

私「どうぞ」

こん「夜分に申し訳ありません。明日のことについて政府からの連絡がございます。」

私「大丈夫よ、ご苦労様です。」

こん「では、明日の出陣先は永禄10年8月3日になります。」

私「結構、さかの…」

こん「どうなさいました?」

私「え、いや、永禄10年8月3日って伊達政宗公が生まれた日なの…まさか」

こん「流石、碧様。おそらくこれから生まれてく伊達政宗公が生まれないように母親である義姫を殺しに現れるのではないかとの連絡です。」

私「政宗公は自分が実の母親に殺されそうになっても最後まで母親を大切にしてたんだ。絶対殺させない、死ぬのはお前らだ。」

こん「良いのですか?これが最後になるかもしれないのに。」

私「いいの。政宗公が生まれてこないと光忠たちの歴史も変わってしまう。最後でお別れになってしまうとしても大好きな刀たちのためなら。持ち主だった私の務めでしょ?」

こん「お強い方ですね。碧様は。何よりも刀のことを考えてくださっていて皆も嬉しいでしょう。」

私「現代でも博物館に行けば話はできないけど会える。ずっと会えない訳じゃないからね。」

こん「そうですね。では、明日宜しくお願いいたします。」

私「わかりました。夜分にありがとう。帰りに厨に寄ってみて。」

こん「?」

私「いいからちゃんと寄ってね。」

こん「わかりました、失礼しました。」
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