第3章 私たちの本丸
動画や資料を見せました。すると皆、貴方を迷わず選びました。やはり貴方は凄い方でした。刀剣男士たちの多少の揉め事があると想定していたのですが逆でした。貴方じゃなければ嫌だと。碧様の場合、初期刀選びも必要無かったのですが初期刀五振りの要望で行わせて頂きました。説明はこんな感じです!」
長い説明を聞いて私は嫌な気持ちではなかった。
何故、私を選んでくれたかは分からないがとても嬉しかった。でも、私のの生活の様子?
とかを動画で撮っていることにはとても突っ込みたかった。
私は「そっか、じゃあ皆にひとつ聞いてもいいかな?」
加州「何?」
私「何で私を選んでくれたの?」
加州「それはね、主は刀の事をよく知ってること。居合で実際に刀を使った経験がある。決定的な理由は刀が凄い好きって事かな。あ、あとこの中に主が実際に見たことがある刀がいるんだよ。その刀たちが珍しく自分達の意見を通そうしてるのをみたからかな。ね?伊達の刀たち。」
(そこまで私の事をしっかり見ててくれたんだ、伊達の刀…うそ、もしかして)
私「伊達の刀…もしかして大倶利伽羅と燭台切光忠たちのこと?」
倶/光「!」
加州「あの、眼帯つけてるのと腕に龍のいれずみ?入ってるあの二人。」
加州が指差す先をみると大倶利伽羅と燭台切光忠と目があった。
何故か彼らは涙目だった。
私「え?何で泣いてるの?私なんかした?え!?」
燭「僕たちのこと覚えてないの?政宗公。」
(政宗公…は?え?)
私だけではなく周りもきょとんとしていたり驚いていた。でも伊達の刀四振りは私の目をしっかり見て私からの返事を待っていた。