第10章 やっと揃った双竜
ずんだ餅を作りながら澪をいつ呼ぶか考えていた。
澪は神社を継いだわけではなく、巫女の仕事はするが普通のOLだ。だから何かあったらすぐ呼んで!って言われたことがある。
電話してみようかな
手を洗ってスピーカーにして電話をかけた。
プルルー
ブチッ
澪「もしもし!」
私「もしもし、ごめんね急に。」
澪「大丈夫だよー!何だった?」
私「あのね、うちの本丸に来ない?」
澪「え!?良いの!?部外者だよ、私。」
私「大丈夫。信用できるから呼ぶの。」
澪「えへへ、そっか、じゃあ行ってみたい!碧がどんな所で生活してるのか見てみたい!」
私「わかった。あと、会わせたい人がいるから。」
澪「会わせたい人?誰?」
私「お楽しみに」
澪「もぉー!わかったよ、楽しみにしてる!」
私「用はそれだけ、いつなら大丈夫?」
澪「明日でもいいよ。明日丁度、暇してたんだよねー笑」
私「そう?わかった。じゃあ、10時にそっちに迎えに行くから。」
澪「はーい!待ってる!」
私「またね。」
澪「うん!またね!」
電話終了
私「明日はおもてなし料理でも作ろうかな」