• テキストサイズ

審神者になったら実は昔、伊達政宗だった

第7章 急な出陣


走って加州のもとへ行くと加州が

清「大丈夫。うちの主が何とかしてくれる」

と言っているのを聞いて私は少し胸が痛かった。

(ここの本丸の刀達には良い報告じゃないのに…)

だが加州はまた話し出した。

清「でも、そんなに良い期待はしないでね。そっちの主次第で対処法も変わるから」


(ありがたい、これで報告もしやすい)

私はここの本丸の刀達に状況を伝えるため少し考えてから清光に声をかけた。

私「清光!遅くなってごめんね!」

清「主!ちょ…腕どうしたの!?」

私「それはあとで話すよ。それより、ここの本丸の初期刀は誰?」

他陸奥「わしじゃ。主はどうなったんじゃ。」

私「ごめんなさい。殺した。」

ここの本丸の刀達は目を見開いた

他陸奥「殺すしか方法はなかったのか?」

私「正気に戻そうとしたけど変な術にかけられていて正気に戻せなかった。それに私たちに攻撃してきた。政府からもし自分達に攻撃してきたらその場でとお許しも出ているし、このまま生かしてもあなた達が破壊されあの人だけが残ってしまう。だから私の判断で申し訳ないけど殺した。ごめんなさい。」

私は深く頭を下げた。

他陸奥「そうか。頭をあげてくれ。お主達は悪くない。すべてはうちの主が悪いんじゃ。辛いことさせてしもうてこちらこそ申し訳ない。わしらのことも考えて決心してくれたことが1番嬉しい。ありがとう。」

陸奥守が頭を下げた。すると他の刀達も頭を下げた。

私「助けてあげられなくて本当にごめんなさい。あなた達はうちの本丸にきてもらうわ。そこからの判断は政府次第だからどんな命令が来るわからないけど解体の覚悟は持っていてね。私から言えるのはこれぐらいだから。」

他陸奥「わかったぜよ。何から何まですまんのう。」

私たちは私の本丸に帰城した。

それから政府からの指令で全刀、解体という命令が下された。その事を他陸奥守に伝えると予想外の返事が返ってきた。

他陸奥「わしらをここの本丸の刀達の強化の資材で使ってほしい。なにもせず解体されるよりだったら他の刀のために資材になった方がわしらも気が楽じゃ」

私は彼ららしいと思った。

本人達が言っているのであればと政府に相談した。政府も本人達の意思であるならと許可してくれた。

彼らは彼らの意思でうちの本丸の資材になり私たちの仕事が終わった。


/ 89ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp