第31章 日本デビュー
そして、彼等は2度目のデビューが始まる。
凄い歓声は響き渡り、彼等は、拙い日本語で、精一杯挨拶をした。
『 トウー、セ!!こんにちは、防弾少年団です! 』
それを聞く、ファンは暖かく彼等を…
そして、彼女の帰郷を迎えてくれた。
そして、彼等は日本初めてのイベント、
ハイタッチ会に参加をする。
天候はあいにくの雨であったが、
彼等はファンに笑顔を向けた。
ひどい天候の中でも、ファンは
暖かい視線を彼らに向けている。
そんなファンへ彼女が、笑う。
『はじめましての方もそうでない方も、こんにちは!ソルです! 』
久しぶりの彼女の日本語に
ファンは釘付けだった。
すると、彼女は彼等を見つめこう話す。
それは、韓国語で、彼等に向けた言葉だった。
「私は、2歳の時、韓国に行って、7歳の時に独りになりました。
その時から人や大人が怖くなり、
それは、今でも、変わらないです。
けど、ここにいる。7人は私に……沢山の事を教えてくれて、与えてくれました。
私は、このグループでこれから沢山の夢を与えていきたいです!
BTSは私の大切な場所で家族なので……
だから、この場をかりてお話させていただきます。
私達をこれからも、応援してください!!」
彼女の強い瞳に今度は彼等が返す。
逆に彼等は日本語だった。
何故なら、彼女にも、ファンにも、よく分かる言葉で伝えたかったから、
ナムジュンがみんなの意志を持って、
彼女の頭を撫でる。
『僕達も……彼女とメンバーになれて嬉しかったですし、
彼女には勇気や希望、元気を沢山僕らは貰いました。
こうして、光栄な事に彼女のもうひとつの故郷で2度目のデビューを飾れました。
だから、僕達も言います。
僕達もヨジャマンネが大好きです。
これからも応援してください!お願いがいします! 』
彼等はそう言い合うと、抱き合った。
互いの思いに打たれながら、
彼等は日本でデビューを盛大に飾るのだった。