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高嶺に咲く【BTS】

第30章 華とカップリングと彼等の気持ち


1サジン


最初に入って来たのは、でかいカメラを持ったファンだった。

ソクジンはビックリするも、そのファンはサユとジンを見ると言う。


「あぁ……ソクジンオッパ!!サユと絡んでください!?」


「え?!」

顔を紅くするソクジンにそのファンも止まらない。

「いや、〜!ソクジンオッパのようなハンサム兄と可愛さ満点の妹の絡みが見たいんですよ〜」

そんなファンに困ったソクジンはチラリと彼女を見た。

さすれば、さすが彼女、直ぐにソクジンの元に来てくれた。

それを見て、安堵するソクジン

が、彼女は目の前の彼女が見えるように、

後ろから、ソクジンに抱きついた。

意外に大胆な彼女に、声を漏らすソクジン

「な!?」

「ジンオッパっどうしたの?って、この格好だとヒョンって、呼ばなきゃね?
君は確かララさんだよね?」

「相変わらず覚えてくれてる!?嬉しい……」


「はい!俺とジンヒョンの絡みね〜」

その姿を見た。全員は

いや、何で、そんなにイケメンなの?と

真顔になる。

「な!?サユ、離れて?!」

「何で?イヤ?」

「嫌じゃないけど、色々さ…後、恥ずかしくないの?…」

「っ、恥ずかしいけど、ファンの前だから。俺の事分かってくれてるから……

だからっ」

顔を紅くし、悲しげな顔をする彼女。

そんな彼女にソクジンは耐えられる訳もなく、

笑った。

「全く恥ずかしがり屋なのか、大胆なのか、わからないな〜」

「その顔は反則だよ?もうー…僕も嬉しいよ?…」


その絡みに感極まり泣いしまうファン……

「っう…………ヒックっ……」

「え!?泣いてる?何で?」

「どうしょう?!ジンヒョン!?」

それに気づくと2人は彼女を慰めた。

「あー……泣かないで?僕もサユも哀しむよ?」

「そうだよ?せっかく来たんだから、顔上げて?」

ファンの肩に手を置く2人に満足したのか、

ファンは2人に言った。


「やっぱり!サジン推しです!!」


その声に2人は首を傾げた。

サジンとは何だと?


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