第53章 ☆卒・業・歌・唱《流星寄りEND》
卒業式が迫り、みんなは卒業式の準備で大忙し
流星「」
『流星くん?』
廊下を歩いていると流星に声をかけられた
『どうしたの?』
流星「聞きたいことがあって…」
『何…?』
流星「は…プロムに出る相手を決めたか…?」
『え…?まだだけど…』
流星「よかったら…俺と踊ってくれないか…?」
『えっ…!?』
流星「と踊りたいんだ」
『…………』
流星「踊りたい奴がいるならいいんだが…」
『お願いしますっ!』
流星「えっ…?」
『私…流星くんと踊りたい…』
流星「俺でいいのか…?」
『うんっ…!』
流星は小さくガッツポーズをした
―――卒業式―――
卒業式は無事に終わり、残すはプロムだけになった
流星は白いタキシードを着て会場で待っていた
『流星くん…?』
流星「」
いつもと違う見た目に緊張してしまう
ユウキ「!」
『みんな…!』
ユウキは弦太郎とペア、賢吾は友子とペアで参加していた
音楽が流れだし、みんなは踊り始める
『卒業…だね…』
流星「そうだな…」
『みんなと離れたくないな…』
流星「大丈夫だよ。絆がある限り…俺たちは離れない」
『うんっ…』
いよいよ最後の曲
「咲いて」が流れ出した
流星「去年も…この曲を聞いたな…」
『そうだね…』
流星「この曲をと踊れてよかった…」
『え…?』
流星「俺、が好きだ」
『…!』
流星「最初に会った時から…ずっと思ってた…」
『え…でも…友子ちゃんは…?』
流星「友子ちゃん…?」
『私…てっきり友子ちゃんが好きなのかなって…』
流星「友子ちゃんは友達だよ。俺はずっと…」
『流星くん』
流星「?」
は流星の頬にキスをした
流星「え…///!?」
『私も好き』
流星「!!」
『流星くんは友子ちゃんが好きだから…私は我慢しなきゃなって…思ってたの…』
は涙を瞳に溜めながら話した
流星「…」
ギュ…
『きゃっ…///』
流星「よかった…」
『みんなに見られるよ…//!!』
流星「見せつければいい。俺にはしか見えてない」
『…っ///』