第51章 ☆卒・業・歌・唱《弦太郎寄りEND》
卒業式が間近に迫ってきた
みんなは卒業式の準備で大忙しだ
弦太郎「!」
『弦太郎くん…?』
弦太郎「ちょっといいか…?」
『…?』
弦太郎はを屋上に呼び出した
『どうしたの?』
弦太郎「。プロムの相手…決まったのか?」
『…実は…まだ…』
弦太郎「なら…俺と踊ってくれないか?」
『え…?』
弦太郎「お前とプロムに出たいんだ。まぁ…他に出たい奴がいるなら仕方ねぇけど…」
『お願いしますっ』
弦太郎「え…」
『私も…弦太郎くんと踊りたい』
弦太郎は嬉しそうに笑った
弦太郎「よっしゃー!!」
―――卒業式―――
卒業式は無事に終わり、残すはプロムだけになった
会場に向かうと白いタキシードを着た弦太郎が待っていた
『弦太郎くん…?』
弦太郎「」
いつもと違う見た目になぜか緊張
ユウキ「あ!!!!」
ユウキは賢吾とペア、流星は友子とペアで参加していた
『みんな…!』
ユウキ「わー!弦ちゃんかっこいー!」
弦太郎「だろ~!」
ダンスが始まり、弦太郎と踊り始める
『卒業…だね…』
弦太郎「あぁ…」
『みんなと…バラバラになっちゃうんだね…』
弦太郎「そんなことねぇよ。俺たちはバラバラになんかならねぇ。いつまでも絆が繋がってるからな!」
『弦太郎くん…』
最後の曲
「咲いて」が流れ出した
弦太郎「」
『…?』
弦太郎「お前に言いたいことがある」
『何…?』
弦太郎「お前が好きだ」
『え…!?』
弦太郎「天高に入って…お前と会うたびに…お前を大切にしたいって思った…」
『弦太郎くん…』
は弦太郎の頬にキスをした
弦太郎「え…///!?」
『私も弦太郎くんが好き』
弦太郎「…//」
『弦太郎くんはいつも私を守ってくれた…。いつも真っ正面から向かってきてくれた。そんな弦太郎くんが…好きです』
ギュ…
『きゃっ…//』
弦太郎「今までで一番幸せだ…」
『みんなに見られるよ…//!』
弦太郎「俺はしか見てねぇ」
『もう…//!』