第21章 ☆超・絶・磁・力
フォーゼとメテオはやられっぱなし
全く歯が立たない
その後をユウキ、隼、賢吾、留美、が追う
『アルター』
アルター《はい!》
ドォン!!!!
野本《!!》
『もうやめて…!!』
野本《姫…。なら土産のあんたを先に殺るかぁ!!》
賢吾「!!」
弦太郎《!!》
メテオ《姫!!》
美羽「弦太郎!!!」
『美羽さん…?』
野本《あぁ…?》
美羽の手にはマグフォンが握られていた
弦太郎《マグフォン!!見つかったのか!!》
賢吾「これで勝てる…!だが…調整の時間が必要だ…」
メテオ《フォーゼ、エレキスイッチを貸せ》
弦太郎《えっ…なん…何でだ!》
メテオ《早くしろ!!やられたいのか!!》
フォーゼはエレキスイッチを出した
メテオはそれを取るとスイッチをベルトにセットした
弦太郎《お前…フォーゼのスイッチも使えんの!?》
メテオ《俺がこいつで時間を稼いでおく》
『私も』
賢吾「この場でプログラムの最終調査をする!如月!!今こそマグネットステイツになれ!!」
弦太郎《美羽!!》
弦太郎は美羽からマグフォンを受け取り、賢吾に渡した
弦太郎《でも割れねぇんだよこれ!俺がバカなせいだ…!お前のアドバイスをちゃんと聞かなかった…!》
留美「(そっか…この人なんだ…。賢吾くんを一番必要な人…)」
賢吾「もう何も言うな如月。俺たちはお互いを思うがゆえに反発した…」
弦太郎《賢吾…》
賢吾「お前が俺の体を気遣ってくれたように…俺もお前に傷ついてほしくなかった…。だから…危険なマグネットは絶対に未完成では使わせたくなかった…」
ユウキ「え…」
隼「賢吾…」
賢吾「マグネットスイッチはお前の精神的な力みを敏感に感じ取り、強い磁力を出してマグフォンを吸着させてしまったんだ。その感度調整さえ修正すれば……完成する。…朔田が全部気づかせてくれた…」
弦太郎《流星が…?》
賢吾「あいつに自分の居場所を取られたようで…妬ましかった…。悪いのは俺だ。許してくれ…如月…」
ユウキ「賢吾くん…」
弦太郎《許すも許さねぇもあるか…!ダチでいいんだろ!?俺たち!!》
賢吾「もちろんダチだ!お前がそう認めてくれるなら!」
賢吾は手を差しのべた