第1章 恋に落ちた
今日は、てっちゃんのお誘いの飲み会にいく日。
じつは、前からファンだった今市君も来るって聞いてから、一時間は着ていく服に迷っている。
憧れの人に会えるって気合い入っちゃうなぁ。
結局、お迎えに来てくれたてっちゃんにご相談。こういう相談まで受けてくれるてっちゃんって本当に優しい。
「うーーん。しいていうなら、こっちのパンツスタイルがいい!座卓だし、スカートはなし。」
てことでキレイめな、パンツにエレガントなブラウスを合わせたスタイルに決まった。
「ちょっとまってて!きがえてくるー!」
「はいはい。待ってまーす。俺と会うときもこのくらい気合い入れてほしいなぁ~。」
「てっちゃんは、スポーツが似合う子が好きじゃない。運動音痴なわたしなんて興味ないくせにー。」
「うーん。お前、確かに運動できないよなぁ。今度、特訓する?」
「えーなんの?!(笑)絶対にやだ。」
他愛もない話をしながら会場へ向かう私たち。