第2章 独占欲。
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「ところで、百瀬と天童って
何で付き合ったの?」
瀬見くんがぶっ込んでくるなんて
思っても見なかった。
酒が入っているからか皆良く喋る。
「ゆあちゃんね〜
最初若利くんのファンだったんだよね」
「え…そうなの?」
「でもね、春高予選決勝戦の俺を見て
惚れちゃったんだって♡
なんだか愛感じるよね〜〜〜♡」
「若利のが絶対まともだったろ!」
「英太くんさっきから失礼。
流石に俺も傷ついちゃうヨ……」
今でも思い出す。
負けたとはいえ、相手のボールを
ドシャットしていく彼。
もちろん牛島くんのファンだった。
けど、それ以上のインパクトがあった。
「天童さんのブロックは凄いですからね」
「賢二郎も〜!俺の事これ以上褒めないで!」
「牛島さんのスパイクのが何倍もかっこいいですけど」
白布くん、だっけ?
お酒が弱いのかすでに顔が真っ赤だ。
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