第15章 静寂。
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とりあえず、ぬるま湯ですすぐか…
なんとも芸術的な鼻血アート。
まさか顔面にボールが飛んでくるなんて
思わなかった。
「痛かったな」
1人で呟いてしまった。
久しく痛い事なんて無かったな。
昨日の光太郎は、優しかった。
優しくて、でも激しくて。
昨日の事を思い出して照れるくらい
には、まだまだ純粋なのだ。
ブンブン、と首を振った。
とにかく、ジャージをぬるま湯で
洗ってはみたが取れない。
なんだっけ、オキシドール?とかって
血、取れなかったかな?
幸い、経血時用の為に買ってた
オキシドールでなんとか取れたので
そのままお洗濯。
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