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不良君のおきにいり

第4章 体育祭


それから…次の日…。


「…」


寝不足である。目の下にクマが出来ていた。


「あれ、今日は早ぇじゃん。」

「…おはよう…。」

「顔ぶっさ。」

「うるさい。」


これはヤバい。制服に着替え、顔を洗った。でもクマなんて消えてくれるはずもなく…。


「…仕方ない。」


そのままいくことに。でも、いつもよりクマが酷いだけで、気にしなければそんなに目立たない。


「あっ、お、おはよう…菜月、吉田君。」

「おはよう、麻里。」

「…はよ。」

「菜月ちゃん、寝不足?」

「え…?なんで?」

「なんか…ボーッとしてるから。」

「…お、お話がある…。」

「…?」


教室に行って、カバンを置くと、別の教室に麻里と移動した。


「あ、あのね…。」


昨日のことを説明すると…。


「!…えっ!?吉田君と両思い…!?」

「おぉ…!こ、声がでかいよ麻里。」

「わ…ご、ゴメン…。」

「で、でも…わかんない…何かの勘違いとか…かもしれないし…。」

「でも、本当だったらおめでとう!」

「あ、ありがとう…?」

「告白とか…しないの…?」

「…な、なんか…言えない…。」


そんなこんなで、麻里には説明できたのだけれど…。


「あ、あの……お、おはよ…。」

「!…」

「っ…//////」


前の席で、大きな進展があった。


「!?…」

「お……おはよ…っ…///////」


翔真が麻里に話しかけていた。麻里も驚いていた。そしてすぐに私の方を見た。顔が真っ赤になっていた。


「す、凄い…。」


小声で呟き、小さく拍手をした。
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