第43章 GREEN 〔石切丸/R18〕
そんな思いを伝えるけれど、石切丸さんはむしろ「それではもっと聞かせてあげようか」と、私がますます恥ずかしくなるような言葉をぽんぽん口にして、これは羞恥プレイとやらなのかと勘ぐってしまった。
勿論そんなものではなく、石切丸さんの指先は、今度は着ているものの上から胸の中央を撫でるように指先を動かしていて、それについ反応する。
「…あぁ…」
良い声だ、と石切丸さんは私の反応した声を褒めると、手を裾から中へ入れて素肌をさぐりながら胸へと到達し、下着を上にずらすと直接胸を揉み出した。
「柔らかくて食べたくなるねぇ…これは…」
こくりと石切丸さんののどが動く。
先程までの清廉な表情から石切丸さんは雰囲気を妖艶なものに替えていて、目の奥に欲がちらつく視線にいつの間にかなっていた。
石切丸さんの顔が私の首筋へ近寄り、耳のあたりから首へとキスをする。
その間に手がいつの間にか上衣をたくしあげていて、石切丸さんは私の胸へとしゃぶりついた。
れろ、とすっかり勃ちあがった乳首に舌を這わされ、私は突然の快感に震える。
「あぁん…」
上げた声に気を良くしたのか、石切丸さんは更に私の乳首を舐めたり吸ったりして、私が艶めいた声をあげるのを聞きながら自分の息遣いも荒くしていた。
空いていた手が私のふとももを撫で回す、と思っていたのは束の間、すぐその手は内側へと滑り込み、足のつけねへと到達すると、中心を下着の上から指で擦ってきた。
「もう、濡れてるね…感じていていいこだ…」と石切丸さんは余裕を含ませて言うけれど、その声も完全に欲に覆われている事に私は気が付いた。