第28章 おしおき 〔明石国行/R18〕
主はん、これから自分が何をしようとしているのか理解して、表情が『どうしよう』といったうろたえたものになってるものの、そんなこと、自分にはどうでもええ。
「主はん…ああ、こういう時は名前、呼びまひょか。雅はん…」
自分は主はんの名前を呼ぶと、主はんはぴくりと全身を震わせて、こちらを見上げる。
案外ええもんだな、おんながこれから起きる事に気付いて、恐怖を見せる。
いや、恐怖だけでなく、反面、淫靡な姿態を忍ばせて期待する様子。
自分は膝で主はんの秘部をぐりぐりと刺激する。
「あっ…あ…」
小さく声をあげる主はんのそれは、いつもの自分らに接する声では無く、こういう相手にしか聞かせないであろう、甘く柔らかい声。
それを聞いて自分は、益々主はんが欲しくなってしまうから、主はんの声は何やら魔力でもかかっているのん、と思ってしもた。
「雅はん…これ気持ち良いですのん?」
秘部をぐりぐりと刺激するのを続けながら聞くと、主はんは息を段々と乱しながら、それで眼差しはしっかりしつつこちらを見る。
「いい…って言ったら…どう、する、の…」
切れ切れに答える主はんの声は、息同様乱れ、その乱れ具合で煽られる。
自分は目の前に有る、双丘の片方へ手を出し、むに、と掴んで揉んだ。
「やらかい…」
その柔らかな感触を愉しんでいると、主はんのよがり声が聞こえ出し、自分ももっと触れたくなって、主はんの乱れた衿もとを更に広げ、見えた胸を包む下着を上でずらした。