第24章 歪んだ愛は、それでも一途 〔へし切長谷部/R18〕
主の蕩け切った顔と聞いた事の無い俺を求める声に、俺は腰を押し込める。
「だめ…っ、も…イ…キそ…っ」
主がよがり、達しそうになるところで、俺はわざと自分の淫茎を抜いた。
「…あっ…どう…して…」
イク直前で刺激がなくなったものだから、主は涙目で俺を見上げて訴える。
「はせ、べ…さ…っ、ど、して…」
俺は目にかかった前髪を掻き上げつつ言う。
「…雅…俺が欲しいですか…?」
主は羞恥に頬を震わせて、それでも答える。
「…ほっ…欲し…い…ちょ、だ、い…焦らさ…ない、で…っ」
主が俺を欲していると、懇願する主の表情に煽られる。
「…厭らしい雅ですね…では…」
俺は滾ったままのものを、また、ぐちゅんと主の中へ挿し込む。
「あああっ…いい…っ…」
顔をのけぞらせ、俺に首筋を見せる主が嬌声をあげる。
俺を欲しがり、俺を呑み込む主の中は、あくまで熱くて俺にねっとりとまとわりつく。
「…おく…ぅ…きてぇ…イキ、たい、の…っ…」
自らの欲望を懇願する主に、俺は主の奥へと腰を動かす。