第16章 サトシの純真
二「つか、終わってないのが二人だけだからね?ホント頑張ってよ。遊んでないで。本番まで時間そんなないよ」
大・相「えっ!?」
二「さ~て。俺は遊ぶかな?葉月に貰ったゲームの続きやろ~っと♪」
松「俺は…あああ~!ホワイトデー!!マジどうすっかなぁぁ~っ!!」
櫻「マダ悩ンデターノ?バンビーノ?」
松「…うっせぇよ、バンビッ」
櫻「!」
二「…ふっ。初々しかったあのバンビも、もう三十路ですかぁ~…」
櫻「!!」
松「くうぅぅぅ~…。マジどうすっかな~…!!」
大「…」
相「わ~、ヤバイ!間に合うかぁ?ほら、リーダーも!ボーっとしてないで!本番になっちゃうよっ?」
大「……」
二「ホント、頑張って相葉さん。総合的にはたぶん、あーたの方が遅れとってるから」
相「え?…何言ってんの。見てよほら。俺のが全然進んでるじゃん」
二「いやいや。このあと生だしさ。フリとか、ホント大丈夫かなって。リハん時もアナタかなりギリだったから。ねえ?翔ちゃん」
櫻「!!!」
相「あ~も~!邪魔しないでッ!!コレ終わらせたら復習するからっ!!ね、翔ちゃん!一緒にやろっ!!」
櫻「喜んでっ♪お待ち申し上げてるから…もうとっとと、ちゃっちゃと終わらせやがれッ!?」
二「…影山壊れたり(笑)」
櫻「つーか、おまえ何でそんな時間かかんだよっ!?」
相「みんなが邪魔するからでしょ!?あああ~!もうっ、マジ間に合わないッ!!!」
松「あああ~!マジどうすんだ俺~~~っ!?」
二「駿太郎もブレイクダウン…」
ホワイトデーまであとちょっと。
俺の目の前には
大「…」
見事にホワイトなまんまの事前アンケート用紙。
大「……」
二「おじさんは~…また現実逃避かな?(笑)」
…うん。
ま、何とかなるでしょっ♪
2012/3/11