第13章 やっぱり
「…ん。…どしたの?」
ちょっと唇離したら、葉月が自分の口元を手で覆った。もう、ダメ?キス、終わり??
「…唇、ピリピリする…(笑)」
あ~…。
「フフ。俺もまだちょっとある。こないだのでしょ?」
「うん…」
こないだ、ずーっとキスして、キスし過ぎて、ちょっとね。唇の皮膚がヤラレタの(笑)。どんだけ?ってくらい、ホントにキスし続けたから。まだ俺もちょっと、後遺症が残ってる。イタイけど、幸せなやつ。幸せだけど、やっぱ痛い。でも、キスしたいからしちゃう。
「刺激的なキス、だね?」
「あははっ。うん、ホント…」
「痛い?」
「ん…。ちょっと…」
「俺も。でも…やめないけどね?」
チュッ
「んっ」
「ちゅ…ちゅぅ…」
「んっ…。フフッ」
「ん。…コラ。逃げないのっ」
「んんっ…ふ、ぁっ…」
「あっ…ふ、んむ…チュゥ…」
…ええ、まあ。こんなカンジで。ホントにイチャコラとね、甘ったる~いキス、しちゃってたんですわ。うん。