第10章 有力候補
相「ね?ねっ、アタリじゃない?コレ!だって嬉しくない?好きな人の自画像だよ?しかも本人が描いたヤツって!」
櫻「や、本人が描くから自画像…」
二「どんだけナルなんすか?あの人」
松「いや、確かに…葉月は嬉しいかもしんないけど…」
櫻「プライスレス的なモノではある。しかも、それなら恥ずかしいから智くんが言い渋ってた理由にもなる…」
相「でしょでしょ!?ほらぁ~。絶対そうだって!リーダー、自画像描いてあげたんだって!しかも天然素材に!!」
二「いや~…でもさ。そこまで頑張る?あの人」
松「描いてって言ってもヤダって言いそうだよね。自画像は」
櫻「俺もそう思う」
相「いやいや、絶対そうだって!だってそれ以外もうないでしょ?こんな条件合うの、もう出ないでしょ?え、出るの?ねえ」
櫻「それ、は~…」
松「まぁ…」
二「そうね?もういい加減、どーでもよくなってきてるけどね、若干」
相「じゃ~俺、明日リーダーと答え合わせするわ。リベンジ!昨日は時間なくて負けたけど、次はぜってぇ勝つ!!」
二「…そういう話だった?これ(笑)」
松「まあ…いってもらう?それで」
櫻「あっさり『ブー』って言われそうな気もするが」
…ところが?