第9章 違和感と野生の勘
櫻「いや、ホントちょっとなんだけど。気のせいか?って程度のことではあるんだけども。…なんか気になったっていうか。大野さんの変なテンションにつられただけかな」
松「それ…気のせいじゃないかもよ?」
相「え。ていうと?」
松「だって。葉月はリーダーが本命なんでしょ?」
二「…まあまあまあ、そういう仮定として。で?」
相「そうなんだって!絶対!!」
松「ほら。ホワイトデーのお返し?やたら悩んでんじゃん。あのリーダーが」
櫻「…確かに」
相「そうだよね。リーダー、あんま悩んだりしなさそうなのに」
二「ていうか、そこまで真剣にお返しとか考えなそうなのに」
松「ホワイトデーにも、ちゃんとプレゼントするつもりなんじゃないの?葉月に。ハートのこもった、とっておきのものを」
二・櫻・相「…」
相「え、でももう、あげたんでしょ?バレンタインのお返し、したって言ってたじゃん」
松「だから。上乗せっていうかさ」
二「ちゃんと、ホワイトデーにも、ちゃんとあげるってことね?」
松「かな?って」
櫻「それって…。まさかと思うけど、そういうことっ!?」
松「そういうことかもよ~?すでに二人は~…♪」
相「いや、そうでしょコレ!!一足お先に、リーダーに春がっ?うわうわうわ、楽し~~っ!!」