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私に教えて!

第3章 1-5


隣で歩いている彼とは所詮幼なじみ

名前は成田裕


小さい頃可愛かった彼は

中学校ではサッカー部エース

そして高校でもサッカー部に入るつもりらしい


いつの間にか逞しくなり、身長もとても高い

でも

「なあ栞、何で俺と栞同じクラスにならなかったのかな」

「知らないし聞かれても困る」

少し弱く見える


身体は変わっても中身はあまり変わらない裕

でもそこがいろいろな人に気に入られる理由でもある


裕は私によくべったりだった

小学校の頃なんてよく泣いている裕の手を引っ張り連れて行った


今は泣かないし強い男になったと思うけど

少し頼りない


「でも裕のクラス隣じゃん」

「俺は同じクラスが良かった」

「なんで」

「なんでって言われても…」


こんな感じで話しながら帰っていると

あっという間


裕は私を家まで送ってくれる

「じゃあ、」

「栞、」

私達の声が重なる

「なに?裕」

優しい裕を困らせないように優しく言う

「あ…、いや、いいや。ばいばい」

少し寂しそうな顔をして去っていった裕


なにか、あったのかな




部屋に入るとみのりちゃんからのメッセージ

『栞ー、もう家帰った?』

『うん、さっき帰ってきたところ』

『そっか、明日は途中までだろうけど一緒に帰ろ!』

『いいよ、また明日』



やりとりを終え、

明日の準備をする


明日には、みのりちゃん以外の子とも話せてるかな


明日に胸を高鳴らせる






ベッドに入ると瞼に浮かぶのは

みのりちゃんの内田くんに向けていた笑顔

そして全身から楽しそうだった


あの笑顔はきっと、
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