第3章 始まり
玉の部屋に入ると、
咲桜が隅っこにうずくまっていた。
「咲桜ー」
俺は近寄って声をかけた。
反応がない。
「咲桜ー!!」
咲桜「?!ひゃぁぁああ!…あれ、たいぴー?」
「うん、迎えに来た。……ねぇ、玉に何されたの?」
咲桜「え…?いや、なんもないよー…「嘘だ。言ってよ、本当のこと…」」
咲桜は渋々だけど話始めた。
咲桜「いや、あのね?…ふつーに上乗って揺らしたら、なんかバッて起きて、起きて…キ、スされた…」
…ふーん。そーゆーことか。
咲桜「…た、たいぴー…?「咲桜」は、はい…」
グイッ
咲桜「え……?」
気付いたら咲桜を抱きしめてた。
抜けがけして咲桜にキスした玉にムカついたから。
でもそんな嫌な感情で咲桜にキスはしたくなかったから。