第1章 原因究明からしよう!
これは一体どういう事だろうとエルヴィン達が考えていると、
リヴァイ班がリヴァイに縋りつくように膝をおり
「申し訳ありません、兵長!自分達では最早兵長の尊厳を
全力で守るしか出来ません!!御神体だけは必ず
お守りしますので!」
と涙を流しながら叫んだ。
何を言われたのか理解出来ないリヴァイは困惑気味に
「あ?」という言葉しか出ない。
それを皮切りにモブリットも同じようにハンジの前で
頭を抱えながら
「何て事してくれたんですか、分隊長!?死に急ぎ過ぎです!
貴女の恥ずかしい部分は班員がお金出し合って何とか
死守するんで、反省して下さい!」
「え?何の事!?あたしの恥ずかしい部分って何よ!?
意味わからないから説明してモブリット!」
ミケ班は何とも言えない顔をしながらミケを見つめていたが、
ナナバが良い笑顔で
「ごめんね、ミケ。うちらはミケの大事なとこ守る気無いから。
上司や指揮官としては尊敬しているけど自業自得だと思って
受け入れてね」
とバッサリ切り捨てた。
何が何だかわからない事を言われてミケも目を
白黒させるしかない。
「それでは皆の者。こいつら4人を所定の位置まで運んでくれ。
約束通り、便宜は図るつもりだ」
「はい!」「ありがとうございます!」とその場に居た全員が
そう返事をして、彼らはせっせとエルヴィン達4人を
食堂まで運んだ。