第1章 原因究明からしよう!
もうすぐ愛する者同士のイベント『バレンタインデー』だ。
私ことエルヴィン・スミスは我が愛する妻の為に
大量のチョコレートを用意した。
・・・のだが、何故か我が妻は激怒し、
私が用意したチョコレートを全部没収してしまった。
が何故そこまで激怒し、私のチョコレートを
没収したのか・・・未だにそれが理解出来ない。
しかも去り際、物凄い怒りの表情で
「14日は覚えておけよ、お主ら!」と青筋を立てた
オプション付きで怒鳴られてしまった。
私は何か彼の逆鱗にでも触れてしまったのだろうか・・・?
「・・・という経緯なんだが、お前達はどう思う?」
エルヴィンが室内にいる他の3名にそう話しかけると、
いの一番にリヴァイが食って掛かった。
「ふざけんなよ!また俺達はてめぇのとばっちりか!」
「あーもー本当にやだ。つーかこの状況って嫌な予感しか
しないんだけど」
「リヴァイとハンジに同感だ。何故俺達まで椅子に
縛りつけられてるんだ?エルヴィン、おまえに
何をした?」
―――そう、この室内にはエルヴィン、リヴァイ、ハンジ、
ミケがおり、その全員が脱出不可能な程の拘束で椅子に
固定され軟禁状態にされているのだった。