第2章 ヘルズ・バレンタイン
「私は言ったであろう?『採寸してとても精巧に作った』
『スペア』がここにあるのだ、と。いくつかはフェイクだが、
3つは本物だぞ?お主達はどれが誰のモノだと思う?」
「誰がどれって・・・大きめのは絶対団長やミケ分隊長でしょう?
兵長は・・・わかりませんが・・・」
「お主がそう思うのならそれで良いと思うぞ?・・・だが、
世の中には身体の大きさに比例しないポークビッツも
存在するものだ。・・・誰とは言わんが・・・」
含んだ言い方をしたに兵士達が動揺する。
まさか、団長と分隊長って実はポークビッツ!?
で、兵長がでかいのか!?
いや、兵長がポークビッツだったら、
それはそれで萌えるんだけど!
そんな流れになった為、リヴァイが突然戦線復帰してきて、
に食って掛かった。
「てめぇ!何、人のデカさに憶測を呼ぶような真似しやがった!?」
「何の事だ?私は嘘一つ吐いておらんぞ」
ツーンと激おこモードのに何を言っても無駄なので、
リヴァイはトランクのチョコの破壊をしようとしたが、
部下達の通せんぼに遭い動けなくなる。
「兵長は標準より大きいですか!?」
「当てられるまでちょっと待っててくださいよ!」
「今日はバレンタインで無礼講でお願いします!」
普段血生臭い事を生業としていて娯楽があまり無いので、
楽しそうな兵士達の頼みなら聞いてやりたいとは思うが
・・・だが、しかし・・・とリヴァイは悩む。
下手すると今度こそリヴァイ達の尊厳に関わってしまうからだ。
リヴァイが「ぐぬぬ・・・」と葛藤している間に、
リヴァイ班四人がに直接交渉を持ち掛けた。