第1章 1
何が起きたのかわからなかった。
兵長が私をベッドに投げ出して馬乗りになっていた。
「ちょっ…あの…兵長!?」
兵長は私を冷たい目で見下ろしている。
男の人にこんなことされるのは初めてで頭がついていかない。
「兵長、あの……何を、」
「いいから黙って大人しくしてろ。
すぐに終わる。」
そう言って兵長が私の服を脱がし始めた。
布の乾いた音で、これから起こることを予期する。
「ちょっ…ダメです!!やめてください兵長!!」
必死に兵長の腕を掴んだ。
「……………………。」
兵長は信じられない力で私の手をほどくと、そばにあった布で私の腕をベッドにくくりつけた。
頭の上に腕が来て、何も出来なくなる。
そのまま兵長は私を上半身裸にした。
「いゃっ…」
男の人に半裸をさらすということに恥ずかしくて体が熱くなる。
「なかなかの体だな。」
そういって兵長は胸の突起にそっと指を当ててこすり始めた。
「……………っ。」
下半身がきゅっとなる感覚と、変な感覚が襲ってくる。
くすぐったいのとはまた違う…初めての感覚。
私のわずかな変化を兵長は見逃さなかった。
「感じてんのか?この状況で。」
そう言って突起を口に含む。
「はぅっ………。」
舌先で突起をもてあそばれて、どうにかなりそうになる。
「さっきの反応を見るに、お前初めてだろう?
なんだ、この感じ方は。」
突起をもてあそびながら兵長は私をニヤニヤしながら見る。
「犯されて感じる、とはな。」
恥ずかしくてどうしようもない。
なのに感じてしまっている。
情けなくて恥ずかしくて涙が溢れだした。
「…………いい表情だ。」
兵長はまた突起をこする。
速くなったり、遅くなったり、そんなものにも反応してしまう。