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黒愛 【進撃の巨人】

第1章 1


兵長は私の少し先を歩いている。

「あの……」

「なんだ。」

精一杯声を絞り出す。

「私ごときの新兵が、どうして兵長にお呼び出しを頂くのでしょうか…」


兵長は首を少しこちらに向けた。

「とりあえず部屋に来い。そうすれば全部わかる。」

そう言われては、何も聞けない。

私は無言で、兵長も無言で歩き続けた。


「……ここだ。」

食堂の古いドアとは明らかに違うドア。

ここが兵長の部屋。

兵長はドアを開けた。
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