第7章 第7話
皆が直ぐに探せるように、楽屋から近い自販機の側にあったソファーに並んで腰掛けた
翔「この間はごめんね潤くん…俺取り乱して…」
潤「いや…俺こそ軽率だったから…」
翔「そんな事ないよ、俺がワガママ言って皆を困らせて…本当にごめんなさい…」
そう言って翔くんは深く頭を下げてきた
潤「翔くん…良かったら訳聞かせてくれる?」
翔「訳って…」
ニノからは、今はそっとしておいた方が良いって言われてたけど…
でも原因が俺にあるなら、そのままには出来ない…
『翔くん』のためにも…
潤「何か向こうで嫌な事でもあった?俺で良ければ相談にのるよ?」
翔「あっ…その…」
翔くんは少し動揺してる様だったけど…
翔「…前に言ったよね?俺の夢はファッションデザイナーになる事だって…」
潤「…うん…」
翔「でも俺不器用な上に画才もなくて…裁縫すれば指は傷だらけだし、デザイン画を描いても何描いてるのか解らないって言われてたんだ…」
…それは『翔くん』から想像がついた…