第6章 第6話
~翔side~
潤『やっぱり帰ろう…翔くん…元の世界に…』
…聞きたくなかった…潤くんの口から…
ずっとこの世界に居たい…
ずっと潤くんの側に居たい…
そう願う事はいけないことだったのかな…
翔「…やっぱりあれは、ただのおまじないだったのかな…」
自分が身に付けている物を相手に贈り、贈られた相手がそれを身に付けていたら想いは繋がったって事…
このストラップ、俺肌身離さず持ってるんだけど…
俺…潤くんに嫌われるような事したかな…
俺…この世界でも用なしなのかな…
でも…それでも…
翔「…やっぱり帰りたくない…帰りたくないよー…」
俺は1人マンションの部屋に籠り、ずっと泣き続けていた…