第4章 第4話
スタジオに入ると、観覧に来ていたファンからの黄色い声援に驚いていた翔くんだったけど、家で勉強してきたと言っていただけに、オープニングコーナーは何とか乗りきる事が出来た
雅「翔ちゃん凄いじゃない!」
翔「本当?おかしくなかった?」
智「大丈夫、大丈夫」
和「そんなに違和感はなかったよ」
皆からそう言われて少し落ち着いたのか、始まる前よりは顔色は良かった
翔「あ…あの…潤くんありがとう…」
潤「え?何が?」
翔「潤くんずっと側にいて、俺の事フォローしてくれてたでしょ?だから落ち着いて出来たんだ…」
潤「そんな事ないよ。翔くんの頑張りがあったからだよ」
俺がそう言うと、翔くんは顔を赤くして少し照れてる様だった
翔「…でも大丈夫かな…この後ゲームがあるんでしょ?俺やった事ないから皆に迷惑かけるんじゃ…」
和「それは大丈夫。『翔ちゃん』は普段からヘタレだから、何かあっても皆何時もの事と思うだろうから」
…その辺は否定出来ないんだよな…