第1章 私のこころの行方
(そうです、、よ、ね。
申し訳ありません。
私の勝手で、こんな事を言ってしまい、、、、、、。
、、、、、、わかりました。
、、、、、、お見合いを、お受けします。
ただし、信長様から断られてしまう事も御座いますよね❓母上。
信長様のお眼鏡にかなわなければ父上を落胆させてしまうのではないかと言うことがとても心苦しく思うのです。』
『大丈夫です。茉莉花。
貴方はとても魅力的なのです。
私達の自慢の娘なのですから。
自信を持ちなさい。』
『はい、、、。』
茉莉花は、あったこともない人間との縁談など、、、
まして、あの織田信長となれば尚更。
自分は今のまま、安土城下に住まい、たまに春日山城に遊びに行くの事が楽しくて仕方ないのである。
複雑な気持ちのまま、自室に向かいただ、どうしたらいいものか、、、と、纏まらない考えをまとめようとするのである。
当然、いい考えが浮かぶはずもなく見合いの日取りが刻々と近づいてきている。
茉莉花、覚悟を決めて、信長との見合いに望むことにした。
だが、どうしても気持ちを上手く切り替える事が出来ず眠れぬ夜を過ごす事になった。
そしてとうとう、、、、
見合いの当日となり、今、正に目の前に見合い相手の
織田信長がいるのだ、、、、。