第3章 愛運の結びまで
『申し訳ありません、、、。
でも、この涙は、、、
嬉しくて、、、出ているので、、、。
、、、ありがとうございます、、、。』
『ふっ、、、。
貴様のそんな一喜一憂する姿が見られて満足したわ。
はははっ、、、。
なぁ、、秀吉。』
『はっ。
左様でございますね。
さて、、、』
と、茉莉花の母、千鶴に向き直り
『本日は、急な呼び出しにて申し訳なかった。』
『いえ、、、とんでもございませぬ。
文でお知らせいただいた上、御籠までご用意頂き、此方こそ申し訳ございませんでした。』
『本日何故、此方に奥方だけ来ていただいたのかというと、茉莉花様がご懐妊された事で、母御にお話があるという事で、きていただいた次第。』
『はい、、、。
お心遣い誠にありがとうございます。』
そのやり取りを、上座の信長と茉莉花は見つめていたが、信長に促され、母親の正面に行き、、、、。