第3章 愛運の結びまで
『少し体調を落ち着かせるのだ。
近く、祝言が行われるのだからな、、、、。
、、、いや、、、。
少し、予定を変えるのが良いか、、、。
貴様の方が大事故、、、。』
『、、、、いえ、、、。
それは、、。
それは、、、、なりませぬ。』
『何故?』
『私でしたら、御心配には及びませぬ。
日ノ本いちの行事、、、。
私のために変えてしまうなど、あってはなりませぬ。
私は、天下人織田信長の正室なのです。
お願いでございます、、、信長様。』
『、、、茉莉花、、、、。
貴様、、、、それほど強かったのか、、、。
、、、、、、、分かった。
貴様がそこまで言うのであれば、予定通り祝言を行う事としよう。
そのかわり、家康と嵐山を側に置く。
体調が優れなくなれば直ぐに言うのだぞ。
約束だ、茉莉花。
絶対に無理はするな。』