第3章 愛運の結びまで
『しかし、、、
正式にはまだ嫁いでおりません、、、。』
『、、、、、。
成る程な、、、貴様のその憂顔は其れが理由か、、、!!
秀吉!!』
『はっ。
失礼いたします。』
スッと襖が空き秀吉が、部屋に入ってきた。
『秀吉よ。
茉莉花が、稚児子を身篭って困っておる。』
『、、、、な、、何故?』
『まだ、嫁ぐ前に身篭った事をな、、、。』
『、、、、しかし、、。
表立っての祝言はまだですが、もう既に茉莉花は信長様の正室として、全てに周知の事実。
、、、、、茉莉花、、、、、、。
そうだろう、、、?』
『、、、、、。』
『お前の両親の事は何も心配する事は無い。
例え、祝言の前に身篭ったとしても、事実、既に安土城の天守に住まい、信長様と共に居るのだから、、、。
、、、、そんなに気になるようなら、俺が波多野家に話をしに行ってこよう。
お前の両親なんだ。
そんな事は気にしないのでは無いか?
俺は、喜ぶに決まっていると思うぞ。』