第3章 愛運の結びまで
『目覚めたか、、、。』
『信長様、、、。
私、眠ってしまったみたいですね、、、。
、、、わたくし、、、、』
と、言いながら身体を起そうとしたが、茉莉花の言いかけた言葉を遮りそのまま、茉莉花の身体を信長の長い腕と広い胸板がしっかり抱きしめた。
『いや、、。
いい、、、、、。
そのまま横になっておれ。
貴様の身体は貴様一人のものではないのだ、無理をすることは許さぬ。
貴様が倒れたと聞かされた時は、心が凍りそうになった。
だが、、、
俺の子を身篭ったと聞かされたとき、俄かには信じられなかった。』
そう言いながら、茉莉花の首筋と肩に顔を押し付け、益々強く抱きしめた。
『、、、、、、。
の、、、、信長様、、、。』