第3章 愛運の結びまで
『確かにね、、、。
まだ、自覚症状は出ないはず、、、。
、、、、。
それにしても、あの人よくこんな些細な体調の変化に気づいたな、、、。
本当に、、、、驚かされる、、、、。』
そんな事をボソッと家康が独りごちた時、天守の中で信長と打ち合わせをしていた秀吉が、大きなくしゃみをしていた。
そんな医師の話を聞いていると、褥の中では、茉莉花が目を開けた、、、。
そして、、、
『え、、、?
何?
私どうしたの?家康、、、、。』
そう言い、起き上がろうとしたが、家康に止められ、横になったまま
『どうしたの、、、って、、、、。
あんた、気を失ったんだよ。
ちょうどよかったね、ここに医師達が山程いる時で、、、。』
そう言いながら、ニコッと微笑んだ。