第3章 愛運の結びまで
遠ざかる茉莉花の足音を聞き
『秀吉、、、。
貴様、、、。
この俺をダシに使いおったな。』
『、、、、も、、申し訳ございません。
しかし、この機に信長様のお身体も調べることが叶うなら、、、、と、、、。
つい、、、、。』
『もう良い、、、。
俺は何処も悪いところなど無い!!
、、、、だが、なかなか良い方法ではあるな、、、。
茉莉花本人は、本当の理由を知らぬのであろう?』
『はっ、、、。
これで、結果何もなければ安心して過ごすことができます。
信長様にも、ご安心頂けると、、、、。』
『そうだな、、、。
茉莉花の身体が心配故、此度はこの話乗ってやったが、二度はないぞ!!』
『ありがとうございます。
この秀吉、しかと心得ましてございます。』
『ならばよい、、、。』
『ありがとうございます。
それでは、、、。5日後よろしくお願いいたします。』
『うむ。』
『失礼致します。』
そう言い、天守を後にした。
そうして、それぞれがまた祝言のその日に向けて忙しなく過ごし、あっという間に、約束の診察の日がやってきた。