第3章 愛運の結びまで
翌朝、朝餉の席に光秀が昨日の調査の報告をしに来た。
内容は、やはり怪しい輩が信長様の様子を探っているという事、利三が、それを付けて根城と正体を突き止めに動いている、という報告をした後直ぐに光秀も出掛けた。
『そうか、、、。
ならば、茉莉花もう少し此処でのんびりするか』
『え?信長様、、、。
それは、危険なのでは?』
『だからよ。
誘き出す為にはもってこいだろう。』
『そ、、、そんな、、、。
武将のみなさんに、応援に来て頂かなくてはいけないのではないですか?』
『利三が間も無く戻るだろう。
危険か危険ではないかは、報告を聞いてから考えても遅くはない、、。
そして、、、貴様が気に病むことでは無い。
全て、この信長に委ねておけば良い。』
『そ、、うですか、、。』
『怖いか?茉莉花、、、、』