第3章 愛運の結びまで
翌日から茉莉花との婚姻の為に、信長の指示の元、秀吉と三成は忙しく準備を推し進めている。
茉莉花が安土城天守に住まう様になってから、早、六月以上経っていた。
その間、茉莉花は、安土城にいる武将達に可愛がられ、それぞれの得意分野を教えてもらったりしていた。
例えば、秀吉にはお茶と剣術を。
政宗には、料理と長唄を。
家康には、弓と、医学を。
三成には、戦術と、囲碁を。
光秀には、南蛮の事など、、、
基本的な物は習得していたが、もともと、茉莉花は、自身の知識を広めたり、新しい技術を勉強する事が大好きであった為、毎日楽しく過ごす事ができた。