第2章 運命の歯車 《信長様編》
『父上、母上。
私、この先信長様と共に生きて参ります。
茉莉花は、父上と母上の子で本当に幸せでございます。
今から、未来永劫信長様のお側で、少しでも信長様にお力添えが出来たらと、思うております。
いつでも、屋敷に行く事は構わないと、信長様も仰って下さいますので、近いうちに一度戻ります。
信長様、宜しいですよね?』
と、信長の顔を見れば、さも、愛しげに信長は頷き
『構わぬ。貴様が行きたい時に行くが良い。
ただし、必ず秀吉か、政宗辺りを共に連れ、その日のうちに城まで戻るのだ。
良いな❓
それが出来ぬのであれば、許す事は出来ぬ。
分かっておるな、茉莉花!!!!。』
『はい。
必ず当日には信長様の元に戻ります。
そして、何方かについて来てもらう様にいたします。』
『ならば良い。』