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Dearest【降谷零夢】

第7章 思わぬ再会と脅迫状


このまま此処に居たら精神的によろしくないと思ったのか、幸紀は愛の手を引いて園子に詫びを入れた。

「私達はこれで失礼致します。」
「え、もう帰るんですか?」
「えぇ、まだ家でやらなくてはならない事がございまして……」
「そうですか……お忙しいところ有り難うございます。」

愛はコナンの頭を撫でて、蘭と園子に会釈して幸紀と共にパーティーから抜け出した。
外に出れば、睦月が車の後部座席のドアを開けて待っていてくれたのでさっさと乗る。

「……あー……疲れた……」
『初っぱなからエンカウントしちゃったわね……。』
「お疲れ様でございます。」
「睦月さーん、甘いもの食べたい。」
「ご用意しておりますとも。ご帰宅なさいましてお2人のお着替えが済み次第お出し致します。」
「さっすがー!」
『……睦月さん、有り難うございます。』

家に着き、ラフな格好になって睦月が出したデザートに飛び付く。
ひと安心と弛んだ2人はまだ試練が終わってない事に気付いていなかった。

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パーティーの日から数日後、睦月は来客を知らせるベルに気付いた。

「……どちら様でしょうか?」
「ご依頼を受けました!毛利小五郎と申します。」
「ご依頼……?(幸紀様達が呼んだのだろうか……?)」
「えぇ、何でも脅迫状が届いたとかで……」
「……少々お待ち下さいませ。」

門の向こうには毛利小五郎と娘の蘭、コナンの後ろに見知った顔がいた。

「(な、んで…………葉月家があるんだ……!?)」
「安室さん?どうしたんですか?」
「い、いえ……」
「(あの驚きようは何だ?)」
「……お待たせ致しました、ご当主がお待ちです……」

屋敷の中に入り、周りを見渡す小五郎達とは違って安室は慣れ親しんだ廊下の先を見ていた。

「(どういう事だ?何で睦月さんがいる?)」
「此方です。」

襖の先には難しい顔をしたパーティーで会った幸紀と、目を伏せて此方を見ようとしない愛の姿があった。
安室ー降谷としては逢いたくてたまらなかった彼女。

「パーティー以来ですね、蘭さんとコナン君。そして、パーティーの日はご挨拶出来ず申し訳ありません、初めまして……俺が葉月家当主の幸紀です。」
『……妹の愛でございます。』



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