第3章 メガネの向こうの目
【AM8:00】
出勤して、
事務室に向かっていると
原田さんと山崎さんが並んで、
食堂に向かっているのが見えた。
(原田さんに日曜日のこと言わないと。
でも山崎さんが居るし...後でまた...)
と思ってスルーしようとしたら、
原田
「さん!おはよう!」
山崎
「おはよー。」
原田さんと山崎さんがニコニコしながら、
私に手を振ってきた。
「おはようございます、原田さん山崎さん。
今から朝食ですか?」
山崎
「副長がおかしくなっちゃってさ💦
対応してたら遅くなったんだよ(-_-)
さんも気を付けなよ...
なんか..様子が変だからさ。」
(土方さんが、おかしくなった...?)
私の頭上にクエスチョンマークが沢山浮かぶ。
そう言うと山崎さんは、
原田さんを置いて一足先に食堂に入った。
だから、
私と原田さんは奇跡的に二人きりになれた。
(今がチャンス!)