第3章 メガネの向こうの目
翌日。
「おはようございます。
朝の体調検査を...」
伊東さんの部屋にお邪魔している。
時刻は6時過ぎ..
伊東
「必要ない。」
既に着替えを済ませ、
机に向かい何かを書いている伊東さん。
きっと他の隊長さんは寝間着姿なのに凄い。
(本人が必要ないって言ってるんだから...
無理強いしない方が良いけど規則だからなぁ💦)
実は、
一年前の秋に肺を患っていた隊士さんが、
病に気付かず重篤になってから
ようやく隔離治療されたと言う案件があった。
その教訓を生かし普通の隊士さんは、
当番で隊の体調管理を行い、
隊長さんは私が担当することになり...
「必要はあります💦
伊東さんは必要がなくても、
真選組には...」
“ガバッ!”
「!!(゜ロ゜ノ)ノ」
急に伊東さんは立ち上がり...
伊東
「訂正しろ!!」
そして私の目の前に立ち、
凄い握力で私の両肩を掴んだ。
「て...訂正ですか!?💦」
伊東
「そうだ..訂正しろ。」
(いっ、痛い💦)
「..ッ....」
私は痛みに顔を歪ませ、
何を訂正しないといけないか
考えるけど...