第3章 メガネの向こうの目
隊士は、
更に小声で話す。
隊士
「正直、屯所に女中なんぞ居なくても
今まで何にも困らなかったっスよね?
必要か必要じゃないかって言ったら、
必要ないじゃないッスか。
しかも“さんの仕事って
なんか..言い方悪いッスけど誰でも?できる
どうでも良い仕事ばっかで...。」
(どうでも良い仕事....
ひっどい言い方するなコイツ(-_-))
隊士
「でもそれらは、あくまでも表面上の仕事で...
本当は監察の“手伝い”を...
“女”にしか出来ない事”を
手伝ってもらうためらしいッス。
ここだけの話..だからさんの給金って、
平隊士より良いッス。」
原田
「(゜〇゜;)は??ちょいまて!
さんが女にしか出来ない事を手伝うだと?
いゃいゃいゃ(;-ω-)ノ(;-ω-)ノ待て待て...
いや待て!お座り!!!伏せ!」
隊士
「俺、犬じゃないッスよ(^_^;)
つーか、なんでそんなに焦るんスか。
あっ!もしかして原田隊長...」
原田
「えっ、ちっ、ちげーょ!
うっせーな!!菜畑!(隊士の苗字)」
隊士
「あやしぃ(-_-)...まっ..聞き流すッス。
て言うかですね、実はこの話、
どうやらさんは知らないようなんで
本人に話しちゃダメッスからね?」
(は!?さんは全く知らないだと!?
いったい副長はなに考えてんだ!!)
たかが女中一人に、
なんでここまで此所(心)が痛むのか...