第2章 おしるこ
山田さんに、
その後も散々“いじめられ”
私の心のストレスケージが満タンになって、
山田さんのおしるこの椀が空になったタイミングで
ようやく私は解放された。
「それでは...」
山田
「おぃ!待て!」
(え?まだ何か...?)
「?」
山田
「お前さえよけりゃ、
日曜の夜にでも飲みに行こうぜ?
確か女中は月曜は休みだよな?」
「え(*´ω`*)!?」
(嘘!?
屯所で働きはじめて
初めて飲みに誘われたよぉ!)
そう...
私は仲間と言える人が居なかった。
だから...“山田さんであっても”凄く嬉しい。
山田
「どーせ、やっすい賃金なんだろ?
俺が奢ってやるから日曜の夜、空けとけよ。」
「は、はい(*´∀`)!!」
さっきまで悪魔だった山田さんは、
今は天使に見える。