第1章 女中
こんな状況なのに
私は苦しいながらも冷静で...
普通に考えたら...
私が苦しんでいるだけなのに、
なんで“?”さんの胸ぐらを掴むほど原田さんは
怒っているのだろうかと考えている。
?
「はっ、原田たい..隊長!!
お、俺は何もしてなっ...」
原田
「何もしてないなら、
なんでさんが苦しんでんだよ!」
?
「かっ...勝手に!」
原田
「もういい!高田!お前は一旦出ろ!」
原田さんは、
その鍛え抜かれた腕力を使って
“?さん”改め高田さんを廊下に出した。
「ハァハァハァハァ...ッ...」