第1章 女中
「おはようございます。
女中のでございます。
朝のお茶をお持ち致しました。」
毎朝、各隊長さんの寝所に目覚めのお茶と、
“朝の体調管理”を兼ねて訪問している。
私が来る前は山崎さんという監察の方がしていたそうです。
〈入っていいぞ〜
今朝は、局長さんから回ってきて、
この隊長さんが最後...
「はい、失礼いたします。」
“スッーッ”
廊下の板に膝をついたまま、
障子戸を開ける。
原田
「おはよう、毎朝大変だな!」
「おはようございます、原田さん。
今朝もお元気そうですね(*^^*)」
原田
「おかげさまでな。」
“カチャカチャ...”
私は、まだ寝起きの原田さんに迷惑をかけまいと
急いで支度をはじめる。
(まずは体温を...それから...)
「原田さん、体温計をお渡しするので検温お願いします。」
原田
「おー。」
私はアルコール綿で除菌をした
体温計を布団の上に座っている
急いで原田さんの持って行く...
っとその時...
“バッ”
「!!」
原田
「!!」
畳に足を取られ...
(たっ、大変原田さんに!!💦)